« シアトル旅行記 2004.6.6 | トップページ | シアトル旅行記 2005.6.16 »

シアトル旅行記 2004.6.6 完結編

三日目その2

 二人して配られているポスターを物欲しげに見つめていましたが、YUTAさんのような人徳がないのか無視されちゃいました、(笑)。諦めて例によって走ってフィールドに降りていくと、あやや、今日もマリナーズは練習していません。それに何故か内野側には入っちゃダメと言われるのです。プンスカしながら白靴下の練習を見ていて、minminさんが「それにしても2日連続して練習無しなんてヘンだなあ」と其処にいた職員の女性に何か聞きました。振り向いたminminさん「中に入れるって言ってる!上に行って左だって!」は?何の事やら分かりませんが大慌てで言われたとおりに行くと、もう大勢の子どもや大人が並んでいます。これはあのグラウンド・ツアーの入り口ですか?
046 「オーリーさん、ほら、前にYUTAさんが言ってたリトルリーグ・ディですよ。子どもが対象だけど、別に誰でも入れるんだって」あー、あれ!そうかあ、じゃ、グラウンドに入れるんだ!うわあ、嬉しい!minminさんも私も大はしゃぎ。

046 開幕の時イチロー選手が風船をくぐって出てくるセンターからフィールドに出て、(それだけでも感動)芝生の周りをぐるりと一周するのです。ああ、イチロー選手のライト!Washingtonマークから326の数字までの間に、何度飛び上がったりぶつかったりしたでしょう!二人で「間接ぶつかりー」とか言ってね!(笑)芝生に入らないように見張っている人(多分ボランティアでしょうね)も苦笑していました。レフトで同じ事をしようとして叱られたんですから、ライトがいい人で良かった!ベンチではクローザー・エディが電話していたのを撮ったり、練習している高津投手にイチロー選手の代わりとばかり無節操に「たかつさぁ~ん」と叫んだり、(手をひらひらさせてくれました)子どもみたいに大騒ぎしてしまいました。こんな事二度と出来ませんもんね!
 フィールドの中に居る間に雨が降るのか屋根が閉まりだしました。あっと言う間に閉まります。(そしてその後また試合前に開いて、また試合中に雨で閉まると言う事で、3度も屋根の開閉を見る機会に恵まれました。これも珍しいそうですね。)ほんの20分程の事でしたが、大人も子どもも楽しそうに、ゆっくりとフィールド内を楽しみました。正式名称「Little League Parede」の幸福なひとときでした。

046 04-6

046

 

興奮冷めやらぬ我々ですが、今日こそ球場グルメの出番です。さて、何を食べる?minminさんの提案は「野球小僧」お勧めの多国籍料理。ええっと、何て言う店だっけ?レフトのスタバの前にある店なんですが…忘れちゃった(^^;) 兎に角そこはライスに好きな料理を載せて貰うのです。野菜がいっぱいのをチョイスして、ふふ、初めてビールも頼んでしまいました。何だかすっごく合いそうだったので。

 minminさんがお箸が無いと言うので、彼女がコーヒーを買っているウチに取ってくる事にしましたが、見つかりません。「チョップスティックが無いー!」と訴えて、有るところを教えて貰って居るウチに、minminさんとはぐれてしまいました。暫く待っていても来ないので席に行っていようと歩き出し、席の上の通路でもう1人、シアトルで会う予定の人に出会いました。彼は日系カナダ人で、こないだイチロー展示ルームで会ったばかり。彼も来る予定だというので席を教えて置いたのです。(しかし我ながら色んな人に会うね、初めてのとこで(笑))暫く談笑して、そこに来たminminさんと一緒に、彼の撮ったイチロー選手の写真(プロ並みです、イイ表情をとらえていて、どうやって撮ったのか知りたいくらい)を見せて貰い、私は彼のために持ってきたイチロー選手のインタビュー(NHKのとか、糸井さんとのとかをダビングしたの)をプレゼントしてさよなら。ああ、またちょっとバッグが軽くなった(笑)彼は席を決めずにカメラを持ってあちこち移動しているのだそうです。

 席について食事。やっとセーフコらしい食事です。でも、時間が経って冷めてるし、ビールもぬるい…ぐやじ。でもいいんだ。充分美味しいもんね。久しぶりのビールも!しかし、量が半端じゃない。おなかいっぱいになってしまい、もう他のものをと言う気にはならなくなりました。クラム・チャウダーは朝食べちゃったしなあ…あれはクラムでなく芋とちゃうだー?だったけどさ!

04-6  さあ、いよいよ第三戦。今日もイチロー選手はカッコいい!ホントに今日で見納めなの?ピッチャーはモイ様。今日の席も少し斜めだけど、イチロー選手を観るには絶好!3日間ずーっとイチロー選手の後ろ姿を見続けてきましたから、夢の中にも後ろ姿で出て来そうです。(笑)

 モイ様はピンチをしのいで、今日も芸術的な投球。味方が点を取ってくれれば今日も勝てそうなんだけど…。でも4回までに3点取られて…今年のマリナーズに3点は重いのよねー。と思っていたら5回、イチロー選手2塁打!急にセーフコが盛り上がり出しました。続くウィンもヒットで一・三塁!そこで当たってないオルルッド。オリー!頑張って!必死のセカンドゴロ、イチロー生還です!やたやたやったー!飛び上がって喜びました。ウィンのヒットで2塁を回ったイチロー選手の速かったこと!実感してうっとりしましたよ。これが見たかったのよね、目の前で!7回のウィンのホームランの大きかったこと!ライト方向にあんなホームランが打てるんですから、ウィンはもっと力が有るはずです。今日のウィンはウィーンとエンジン全開でした(笑)

 7回裏今日は日曜なので「ゴッドブレス・アメリカ」も唄われます。目をつむって小声で唄っていたのですが、最後の方乗ってきてしまって、ちょっと声を張ってしまいました。オクターブ上げて歌い終わると、誰かが私の腕に触っています。えっ、と目を開けると斜め前の綺麗な銀髪の初老の婦人が、私の腕に触れて何か仰ったよう。あ、ごめんなさい、うるさくしてと謝ったら、「オーリーさん、誉めてくれたの」と小声でminminさん。わ、そりゃますます申し訳ないことで(笑)

 このご夫妻とっても素敵でした。二人ヒマがあると腕を回して、奥様は旦那様の首筋をマッサージするように常に触れていました。それがちっとも見ていてイヤじゃないんですよね。互いに対する愛情が自然な形で出ていて、羨ましくなりました。ウチも考えなおそっと。(笑)
 後ろの席のオバちゃん軍団、私のようにピンバッジいっぱいの帽子を被っていたり、イチローTシャツをおへそを出して腰で縛っていたりと派手で賑やかな人達でした。「イチローのファンね?」と聞かれたので「ビッグ・ファンよ!」とカメラを借りて全員の写真をパチリと撮って上げました。喜んでくれましたよ。イチロー選手のファン同士、連帯しなくちゃね!

 今日は席が空いていたので思い切り踊りました!でもあいにく凄いライバルが居たんです。レフト最上段お客もまばらな場所で、スーパーマンのシャツの男性が派手に動き回って踊っていたんですよね。カメラはそっちを向きっぱなし。お客も盛り上がって、やれやれーてなもんですわ。負けたよ、スーパーマン。(笑)

04-6  8回に長谷川投手が失点したときは、ちょっといつもの負けパターンになるのかと心配しましたが、9回、イチロー選手球場全体のイチローコールの中、レフトへ速すぎて見えないヒット!そして盗塁!!もう大騒ぎです。そして乗ってるウィン2塁打でまたまたイチロー選手生還!もうこれは行くしかない!オリー四球、ブーンタイムリー!最高最高!エドガー敬遠また満塁、そしてカブレラの四球で押しだし勝利!サヨナラ!球場は歓喜の渦!やったーやったー!私とminminさんは抱き合って喜びました。斜め前の婦人とも握手。なんて幸せなんでしょう。私にとって生観戦最後のゲームがこんな最高の形で締めくくられるなんて、もう嬉しくて震えてくるくらい。これは一言イチロー選手にお礼を言わなくては、よし!今日も出待ち決定!(笑)

 外は雨。出待ちしているのは私達だけ。いいのかなあと思うくらい誰も居ません。雨が降っているせいでしょうか。暫く待つと昨日覚えているスタイリッシュな車の影。今日も止まらずに行ってしまいますが、手を振る私達にイチロー選手、確かに手を窓につけて答えてくれました。声は掛けられなかったけれど、いいんです。待っていたのは私達だけだから、あれは私達にだけの合図だもんね。ああ、しあわせ!待ってて良かった。

 幸せついでにメトロで帰ろうよ、minminさん。バス停にはもう待っている人もまばらだし、大体何に乗ってもダウンタウン方面に行くのなら帰れるみたい。minminさんもこれからはバスを利用する気持ちになったようなので、ちょっと安心です。こんな凄いファンに何かあったらイチロー選手に申し訳が無いってものですからね。

 ホテルに帰ってスポーツニュースを見ながら(今日はESPNの全国放送だったはずなのにちっともやらないんだよね!もう!)スーツケースに荷物を整理。minminさん、疑い深そうに「入りますぅ?」入るって、まあ、名古屋人の底力をみとりゃあ!(笑)無事入った…て言うか入れまして、準備完了。最後の夜は更けていきました。

 次の朝、バス停でminminさんと最後のお別れ。新聞もしっかり買いました。イチロー選手の壁際キャッチが大きな写真で載っています。楽しかったね。本当に有り難う。初めてなんて思えない息の合い方だったよね。来たときと同じ174番のバスに乗った私は、小さくなるminminさんに見えなくなるまで手を振りました。

 帰りは日本語の分かるユナイテッドのお陰で何とかなりましたが、1人のせいかチェックが厳しく、離されて全身調べられました。でも厳しい顔の係員が最後に「イチローファン?昨日勝ったね」とにっこり笑ってくれ、こちらもにこにこしてしまいました。荷物チェックの時帽子や靴を脱ぐのは今は当たり前のようですよ。これからますます厳しくなるでしょうね。

04-6  シアトルの飛行場、最後にやっとスタバのコーヒーを呑むことが出来ました。やれやれ。飛行機に乗り込んでほっと一息。窓の外は雨です。minminさんは2001年にシアトルを離れるとき大泣きしたと言っていましたが、実は私も飛行機の中で突然涙が溢れました。

さようなら、雨のシアトル。イチロー選手、素晴らしいプレイを有り難う。私達がぶつかっていた壁に貴方がキャッチして当たった時の「ダン!」と言う音(みんな立ち上がっちゃって見えなかったもん)を忘れません。あれがホントの「間接ぶつかり」でしたね。(笑)

さようならシアトル色々な出会いを有り難う。さようならシアトル…さようなら…

                                                    了

|

« シアトル旅行記 2004.6.6 | トップページ | シアトル旅行記 2005.6.16 »

「旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/123032/6554606

この記事へのトラックバック一覧です: シアトル旅行記 2004.6.6 完結編:

« シアトル旅行記 2004.6.6 | トップページ | シアトル旅行記 2005.6.16 »